安全衛生大会で『キャリアアンカー』? 建設現場の事故を減らすために、伝えたこと
7月4日に、永田重機土木 株式会社 様主催の安全衛生大会に登壇させていただきました。
安全衛生大会といえば法令の話、ヒヤリハット事例、ポスター掲示……そんな「聞かされる研修」が多いイメージがあるかもしれません。
今回、元請・協力会社あわせて約90名の現場スタッフを前に、社労士として問いかけたのは「あなたは仕事に何を求めていますか?」というキャリアの話をさせていただきました。

アイスブレイク:脳の「見落とし」体験
最初に、ある動画を見てもらいました。「動画の中で行われる、ある行動の数を数えてください」という指示だけ出して——。
動画が終わった後、ほぼ全員が気づいていなかったことが判明します。「ちゃんと見ていたのに、見えていなかった…!!」
この体験が、安全への伏線になります。
キャリアアンカーと安全の意外なつながり
エドガー・シャインが提唱するキャリアアンカーは、人が仕事に求める8つの価値観の軸です。
「専門性を極めたい人」「安定を求める人」「自由に動きたい人」——同じ現場にいても、価値観はバラバラです。
実は現場の危険行動の多くは、悪意ではなく「価値観のズレ」から生まれます。
「早く終わらせたい(効率重視)」「言われた通りにやればいい(安定重視)」「自分のやり方の方が正しい(自律重視)」。それぞれの行動の背景にある価値観を理解すると、注意の仕方も変わります。
参加者の反応
研修後、主催企業の担当者からこんな連絡をいただきました。
「事務所のスタッフ同士でキャリアアンカーの話になって、今日も盛り上がっていました」。
安全の話が、翌日も職場で続いていた——それが何より嬉しい結果でした。
おわりに
安全管理は「ルールを守らせること」ではなく、「一人ひとりの価値観を理解した上でチームをつくること」だと私たちは考えています。
社労士として、現場に即した安全衛生研修のご相談を承っております。まずはご相談ください。
